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できるビジネスマンは知っている!「マネジメント」を左右する4つのポイント


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(写真=Thinkstock/Getty Images)

「マネジメント」の意味とは?

 ビジネスで使われる「マネジメント」という言葉が、組織の管理や運営を意味することは分かっても、具体的にどういったことを行えば良いのか迷うという方も多いのではないでしょうか。マネジメントの正しい意味や構造についてご紹介します。

マネジメントの対象は4つの資源に分けられる

 マネジメントの意味は、経営・管理であり、目標・目的を設定し、それを達成するために何が必要かの情報収集や分析を行い、成功に向けての具体的な施策を行うことです。しかしこれでは、今一つ分かりにくいという方も多いはず。さらに噛み砕いて言うと、組織を円滑に運営するための舵取りをするということです。

 組織全体のマネジメントというと規模が大きく感じますが、基本的には対象は4つの資源に分けられます。それは「人材」、「物資」、「経理・資産」、「情報」です。実際にマネジメントを行う場合は、まずその4つに分けて考えていくことが大切です。

 1つめは人材のマネジメントです。それぞれのスタッフが、自分のスキルを十分に発揮できるよう、人事面を調整したり、コミュニケーションや人間関係が円滑になるよう環境を整備したりすることが、人材マネジメントの肝となります。また、新たな人材発掘や人材育成も重要なマネジメントの1つと言えるでしょう。

 2つめは物資のマネジメントです。設備投資やシステム面での整備が中心となります。いかに効率を高めるかという点を考え、必要なものと不必要なものを見極めていかなくてはなりません。

 3つめは経理・資産のマネジメントです。収支決算はもちろん、現在では株や不動産といった資産の管理・運用も含まれます。短期的な収支の視点だけでなく、中長期的な資産運用の視点も必要です。

 4つめは情報のマネジメントです。インターネットの普及によって、情報の重要性は非常に大きくなりました。顧客ニーズの分析、個人情報の管理、株価や経済ニュース、業界の動きの把握、さらにはセキュリティの強化など、非常に多岐に渡る管理が求められます。

 以上の4つの対象に分けて考えていけば、やるべきことも整理がつきやすいのではないでしょうか。マネジメントの第一歩は、こうした整理による組織全体の客観視から始まるとも言えます。4つの資源のそれぞれどこを活かし、どこを改善すべきかを考えていきましょう。

マッキンゼーの「7Sフレームワーク」

 さらに細かくマネジメントについてみていきましょう。マッキンゼー社が提唱した「7Sフレームワーク」というマネジメントの考え方があります。これは、組織に必要な要素を7つのSに分け、どうマネジメントしていくかを分析したものです。

 7Sは、「Structure(組織構造)」、「System(システム)」、「Strategy(戦略)」というハード面の3Sと、「Skill(能力)」、「Staff(人材)」、「Style(社風・スタイル)」、「Shared value(共通価値観)」というソフト面の4Sに分類されます。

 ハード面の3Sである、「Structure(組織構造)」、「System(システム)」、「Strategy(戦略)」は、経営者などマネジメントする人間がコントロールしやすく、比較的短期間で変更が可能なものです。変更可能な順番は、戦略、組織構造、システムです。戦略を立て、それに沿った形に部署の新設や統廃合など組織構造を変更し、新しい組織構造に合わせて社内システムを再構築するという流れです。

 一方、ソフト面の4Sである、「Skill(能力)」、「Staff(人材)」、「Style(社風・スタイル)」、「Shared value(共通価値観)」は、コントロールが難しく、簡単には変えることができません。長期的に時間をかけて、スキル、人材、社風、共通価値観の順番で変化させていかなくてはなりません。まず、必要なスキルの定着、同時に人材育成が必要です。そして、スキルを持った人材が育つことで、社風・スタイルが変わり、企業全体の共通価値観へと発展していきます。

 マネジメントの際には、まずハードの3Sを整え、続いて中長期的な計画でソフトの4Sを改革していくことが大切です。

小さなチームでもマネジメントは重要

 組織マネジメントというと、巨大な大企業の経営者が行うことのようですが、人が2人以上集まればそれはもう組織であり、小さなチームであっても、マネジメントの知識やノウハウがあるかどうかで成果は大きく変わってきます。マネジメントの対象を4つに分けることや、マッキンゼーの「7Sフレームワーク」を参考に、今自分が管理・運営している組織に落とし込んでマネジメントしてみてください。

 

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