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ホームレスなど、どん底から日本を動かすリーダーに成り上がった社長たち

2016,12,21

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(写真=PIXTA)

日本を動かすリーダーたち。彼、彼女たちの中で順風満帆に成功した人は数少ないだろう。ほとんどは、苦労を経てリーダーとなっている。

そんなリーダーたちの中でも、どん底を経験し成り上がった社長たちを紹介しよう。

麻雀に明け暮れた日々からの脱却

独自の道を進むディスカウントストア「ドン・キホーテ」を創業したのは安田隆夫氏である。1949年生まれの彼は、慶応義塾大学へ進学し1973年に卒業した。小さな不動産会社へ就職したが、オイルショックのあおりを受け、会社が倒産してしまう。フリーターとなった安田氏は麻雀に明け暮れる毎日を送っていたという。

このままではダメだと考えた安田氏。専門知識や人脈がなかった彼は、専門知識がいらず、安ければ売れるという考えから雑貨屋を営むことを決断した。1978年、東京都杉並区に日用品雑貨等の安売り店「泥棒市場」を開業。限られたスペースで、夜遅くまで営業などをやっていたことから、「圧縮陳列」「深夜営業」「手書きPOP」が生まれたのである。

1989年には総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」1号店を開店。2015年、国内外に300店舗を展開し、連結売上高6,000億円を超えるまでに成長した。

ホームレスからの起業

質問・疑問に答えるQ&AサイトOKWAVE(オウケイウェイヴ)は兼元謙任氏によって生み出された。1966年生まれの兼元氏は、愛知県立芸術大学を卒業し、京都のデザイン会社と名古屋の建設会社で働く。幼い頃の闘病経験から、会社の業務とは別に異分野コミュニケーションのグループ活動に参画していた。その後、グループ活動のデザインプロジェクトのために会社を辞めたが、メンバーに裏切られてしまう。失意のもと上京したが、なかなか仕事を得られず、ホームレスでの生活をすることになった。

しかし、ある出来事をきっかけにホームレス生活から脱却することを決意した。その日々の中で、WEBデザインの仕事を請け負うことができ、WEBを一から学んだのだ。分からないことは、BBS(電子掲示板)で質問をしたが、冷たい反応に落胆してしまう。これがOKWAVEのアイデアとなった。

東京都町田市にて1999年に有限会社オーケイウェブ(現・株式会社オウケイウェイヴ)を設立し、数ヵ月でQ&AサイトOKWAVEを運用開始した。2006年には名古屋証券取引所に上場。世界の発展に寄与したいとの思いから、社会貢献にも積極的に取り組んでいる。

私財を投げ打ち東証一部企業を死守

1963年長野県生まれの熊谷正寿氏は、GMOインターネットグループの創業者である。国学院大学付属高校に首席で合格するも中退。17歳の時、父が経営するパチンコ店の釘師となり、2年ほどで店の経営を立て直す。その後父親の会社で働き、会社を継ぐものと考えていた。しかし、大人になってから異母兄弟がいることを知り、自分で創業することを決意したのである。

1991年、株式会社ボイスメディア(現・GMOインターネット株式会社)を設立。1999年には独立系のインターネットベンチャーとして国内初の株式店頭公開を行った。2005年には東証一部に指定変更。また、同年、米国ニューズウィーク社より「Super CEOs(世界の革新的な経営者10人)」に選出され、熊谷氏は時代の寵児となった。

ここまで順調に成長してきたGMOインターネットグループだが窮地が訪れる。2007年に買収した消費者金融会社のオリエント信販の過払い請求の問題により、巨額の引当金計上から債務超過寸前に陥った。熊谷氏は私財を次々と売り払い、170億円を投入。なんとか債務超過を回避した。

その後、復活したGMOインターネットグループは、グループ企業が続々と上場。上場企業9社を含むグループ105社、スタッフ数は5,000人を超えるまでに成長している。(2016年9月末時点)

以上のリーダー達はどん底からのスタートだからこそ、人とは違う景色を見てきたのではないだろうか。何かの壁にぶつかったとき、そんなリーダー達から学ぶべきものがあるに違いない。

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