なるべく抑えたい!体臭をなくすためのコツ3つ

Perfumed

(写真=JAYANNPO/Shutterstock.com)

体臭は、自分では気付きにくいものである。人と関わって仕事をすることが多いビジネスマンは、特に気を付けたいものだ。

今回は、体臭のメカニズムから、体臭予防の方法までを紹介していこう。

常在菌と「共生」している人類

人は37兆個もの細胞からできている。そして自分の細胞ではない腸内細菌など、全身に棲息している常在菌と「共生」して生きているのだ。

腸内細菌は、ビフィズス菌など発酵作用を持つ善玉菌もあれば、腐敗作用のある悪玉菌もある。腸の働きは、腸内細菌のバランスによって保たれている。

皮膚や、口、足にも常在菌がいる。皮膚常在菌は全身の汗腺(エクリン腺)とワキなどにある汗腺(アポクリン腺)から出る汗と、皮膚にある脂(皮脂)をエサに増殖し、においが出る。そのほかにも常在菌には、肌をツヤツヤにする有用菌もある。

生きている限り体臭はつきまとうが、厄介なのが不快感を与える「若い頃のワキ臭」「ミドルの脂臭」「加齢臭」だ。

不快な体臭には特徴がある

エクリン腺は、サラッとしていて、においもほとんどない。汗かき体質はこのエクリン腺の働きである。アポクリン腺は、常在菌が皮膚の角質層とともにアポクリン腺から出る汗をエサにして増殖した結果、分泌物によってワキ臭が起きる。「鼻をつくにおい」で、皮脂が混じるとより強くなる強烈なにおいをワキガと呼ぶ。

30代は、アポクリン腺からの汗の分泌が減り、常在菌はエクリン腺から出る汗をエサにし、これと皮脂のにおいが混ざって「使い古した油のようなにおい」が出る。女性に嫌がられるミドルの脂臭がこれだ。頭頂部から耳、首の後ろに出て広がりやすい。

さらに、中高年になると汗そのものの出が減り、皮脂中の脂肪酸が空気中の酸素によってノネナールに変わり「枯れ草のようなにおい」になる。30代からの臭いの原因となる皮脂の成分である脂肪酸は食事の内容、生活習慣やストレスに影響されている。

体臭をなくす3つのコツ

どのようにすれば体臭を防げるか、コツを挙げていこう。

1. 若い人はワキ、ミドルは頭髪、加齢臭防止は体幹を洗う
ワキ臭とミドル脂臭を防ぐ直接の策は「こまめな身体洗い」に尽きる。ワキ臭はワキの下を、ミドル脂臭は頭頂部から後頭部にかけての髪と耳の後ろをマッサージするように丁寧に洗髪しよう。

加齢臭対策は、皮脂の集まる体幹(お腹=腹腔を囲む腹、背中)回りを中心に丁寧に洗うことだ。

身体を洗ってもにおいが気になる場合、消臭(デオドラント)効果をうたうスプレー、ボディーペーパーや制汗剤、さらに最近は液状イオン交換体を使った「臭わない分子構造にする」スプレーを衣服に噴霧する方法がある。

2. 汗の質は食事で変わる
皮膚常在菌は、殺菌しても数時間後には別の菌がまた住みつくため、人が変えることができるのは汗の性質だけだ。そのためには、食べ物を変えて汗の質を変える、適度な運動をして「良い汗」をかき新陳代謝を図る、という2つの策がある。

食事は、脂っこいものを食べず、動物性食品、加工食品、酸性食品を避ける。抗酸化作用のある野菜からビタミンやミネラルを取る、腸内環境を整える、アルカリ性食品を取るなどの方法がある。

運動は散歩、ジョギング、ジムなど、その人に合った汗を流す運動であれば良い。運動をあまりしない人は、ぬるめ(38〜40度)のお風呂に入ることがおすすめである。アロマ風呂などはストレス解消にもなる。

3. タバコ、アルコールに注意
タバコは汗と混じって衣服にもつき、体臭をさらにひどくする。衣服がくさい時は消臭剤で対応するしかないが、禁煙がベストだろう。

アルコールは適量であれば問題ないかもしれないが、アルコールとタバコを同時に摂るのは、体臭を悪化させるだけでなく、ニコチンをアルコールで溶いて体内に擦り込むのと同じことである。タバコの害自体も増やすため、注意が必要だ。

体臭は健康のバロメーター

常在菌はヒトの身体に住みつき、腸の常在菌は大便として出ていき、皮膚の常在菌は体臭となる。身体から発するにおいは、常在菌がもたらす身体の健康のバロメーターなのだ。

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