第四回宮城開催レポート

NEXT 100〜時代を超える術〜

100年先のことは誰にも見えないが、未来を考えることで目標が明確になる。リーダーたちはどのような希望を未来に抱いているのだろうか。また自身の引き際のタイミング、後継者に求めることとは。

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「今、私たちが非常に高いレベルでやっている食中酒。実証や実験ができる環境を合わせ持つ老舗企業であるが故に、これを生み出せるのかもしれません。料理好きな蔵元が料亭や調理学校をも持っている。他の蔵ではやれない部分だと思います。また、勝山がやっている『週一仕込み』という高品質用の仕込み、これも他が追随してくるとはなかなか思えません。自分たちの強みを続けて行くことが大切だと思っています。

日本酒の市場は、ワインの世界と比べると僅かですが、食中酒として見るとポテンシャルは本当に大きい。ジャパニーズレストランに行った時だけ飲むエキゾチックな酒というだけではなく、普段の生活に入っていけるような酒を目指すと、まだまだやれることはいっぱいあります。それぞれの代が信じる本物の酒、つくりたい酒をぶれずにやっていけば道は開けると思います。」(伊澤会長)

「うちには娘と息子がいます。子供が幼いころには『お父さんの跡を継いでね。』とよく私も言っていましたが、今は『好きなことをやってくれ。それでも旅館に戻ってきたければどうぞ。』と2人には言っています。アメリカの統計だと、お婿さんをもらってやった方が伸びるということもあるそうです。それを置いても、今の子供たちには自由にいろんなことを闊達にやってもらいたい。いろんな経験を積んだうえで自分の将来を考えてほしいと思っています。」(一條代表)

「後継は大切です。私も継ぐ気はなかったにも関わらず出来ている。今、私の次男が会社に入っていますが、従業員に認められて継いでくれたら良いなと思います。私が蔵の中で大事にしていることを継いでもらいたいですが、そこは息子の考え方次第。私だって前任者の考えを継いだわけではないですから。その時代に合った考えをしてくれるでしょう。その時まで私に何が出来るか。蔵の菌を絶やさず確実に植え付けていく。やり方は本人に任せます。私が従業員にぶつぶつ言い出した時が退任する時でしょうね。」(浅井社長)

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■ 開催日時:

第四回宮城開催 平成28年12月16日(金)15:30 ~ 18:00

■ プログラム:

第1部:長寿企業3社によるパネルディスカッション
第2部:懇親会(登壇者&参加者への交流の場)

[パネリスト]

仙台伊澤家 勝山酒造株式会社(創業328年) 十二代目蔵元/代表取締役会長 伊澤平蔵 様
時音の宿 湯主一條(合資会社一條旅舘)(創業456年) 代表社員 一條一平 様
株式会社まるや八丁味噌(創業679年) 代表取締役社長 浅井信太郎 様

[コメンテーター]

竹鼻 純 様

[司会]

フリーアナウンサー 藤村由紀子

イベントスケジュール