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楽しく働いて業務効率アップ!—ユニークな福利厚生・社内制度10選


オフィス
(写真=PIXTA)

 働くなら、福利厚生や社内制度が充実した企業でモチベーションを保ちながらストレスフリーに働きたい、公私ともに充実したビジネスライフを送りたいと思っているビジネスパーソンは多いのではないだろうか。企業としても、コーポレートブランディングの確立や雇用・採用を強化するために、福利厚生や社内制度の充実を重要な企業戦略のひとつとして認識しているところは多い。今回は、社員のコミュニケーションの活性化や、企業の個性をアピールのために、ユニークな福利厚生や社内制度を導入している楽しいオフィスを紹介する。

柔軟な休暇制度運用は「個を高め」「私を充実させる」

 社員に公私ともに充実した時間をとらせるために手当てを支給する制度を採り入れているWebマーケティング会社のギャプライズは、上司や同僚を気にせず堂々と休暇を取得できるように「サプライズ休暇」「自己投資休暇」「バーゲン半休」などを設けている。サプライズ休暇は、「誰かを本気で驚かせて喜ばせたいので平日に準備したい」という人のために支給される有給休暇で、バーゲン半休は、自己のスタイル向上を目指す社員が事前に届けを出し、承認が得られれば休暇として認められる。

 面白いところでは、スマートフォンのゲーム事業を展開しているgloopsの休暇制度。ゲーム会社ならではの「エンタメ休暇制度」を導入している。「ゲームタイトルの発売日に並んで買いたい、新製品をいち早く手に入れたい」といった要望にも、半休×2日、もしくは全休1日の特別休暇の取得が可能になっている。

 デザイン会社のワヴデザインは、「11カ月働いて1カ月休む」ことをポリシーとして、仕事の効率化を図っている。休暇期間は海外旅行や語学留学、習い事や趣味に費やしてもいい。認められた休暇時間は、自分の目指す「私の楽しみと充実」に存分に使えるのだ。

くつろぎの「飲食環境」が優しいオフィス

 社内にキッチンがあり、自由に調理が楽しめるのがクックパッド。食材などは無料で提供され、調理を工夫しながら自由にランチを楽しめる。

 メール配信サービスを手掛けるコンビーズでは「ランチDEデート」制度として、従業員を組織の枠を超えてランダムに組み合わせ、一緒にランチに行く制度を設けている。食事代金は全額会社負担で、毎月1回の頻度で実施している。サイバーエージェントでも月に1回、業務組織上で接点のない社員同士でランチに出かけることを推奨し、食事代を補助する制度を設定している。

 社内に「バー」を設けて、就業後のコミュニケーションを促進する企業は多い。CROOZでは、社内にお洒落なバーを設置して息抜きの場を提供している。GMOグループは金曜日の夜に限定して、同社のコミュニケーションスペース「シナジーカフェ」でビールやワイン、カクテルなどのお酒を無料で提供する。また、Eyes, JAPANでは社内に併設したバーに専任のマスターがおり、社員は休憩時にフリーのエスプレッソマシンから淹れたコーヒーを飲みながら、仕事の不平不満やプライベートの話などをいつでも相談できるとのこと。

就業環境の「慣習」の枠を超えた楽しさを提供

 コクヨは社屋の屋上にガーデンオフィスがあり、息抜きを兼ねて快適な空間で仕事ができる環境を提供している。また、ペットフードを販売するマース ジャパン リミテッドは、オフィスにある「キャットルーム」で、猫と触れ合うことで一時の休息が取れる工夫を施している。

 変わったところでは、サムライファクトリーは仕事着が「忍者の着ぐるみ」。社内での来客の応対のほか、社外でも忍者姿のまま外出して、いわば「コスプレ姿」で堂々と打ち合わせに出掛けられる。また、前出のギャプライズでは、社内用としてさまざまな着ぐるみを用意して、社員は気分に応じて自由な服装(?)での就業が認められている。

社内外向けにネットを活用して給与外のご褒美を

 充実したオウンドメディア・コンテンツで注目を集めているLIGでは、「バズった」ブログ記事を書いた社員に金一封を贈る「社長賞制度」で、書く楽しさを推奨しながら褒賞も容易する。またスパイシーソフトは、「つぶやき決済制度」を運用しており、前提として「業務用に必要な書籍の購入や、就業時間中のイベント参加」に限り、twitterの社長アカウントにツイートすれば即座に検討、決済されて購買が許される制度がある。

 給与・待遇面では、コンテンツ・プロバイダーのカヤックは基本給にプラスしてサイコロの出目を「サイコロ給」として支給し、ゲーム性が豊かな楽しい給与体系を作っている。

 創造性や革新性を打ち出して新たなサービスを提供するベンチャー企業の多くは、企業ポリシーや考え方を福利厚生や社内制度にも採り入れているケースが多く見られるようだ。

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